【団地は惨め?】1年間住んで実感した団地暮らしのメリット~人生が変わる3つこと~

団地暮らし

この記事では、これから団地や築古賃貸へ引越しを検討されてる方に向けて、
築50年団地に実際に住んでみて実感した「人生が変わる3つのメリット」をお伝えします。

団地の通路

団地と聞くと、「建物が古くて不便そう」「なんだか貧乏そうで惨め」など
マイナスイメージばかりお持ちではありませんか?

私は、団地に引越す前は新築マンションに住んでいました。
24時間換気システムや浴室乾燥機能が完備された何不自由ない生活でした。
なので、そこから築50年団地に引越したことで生活環境はひっくり返りました。

どこもかしこも以前の新築マンションに比べれば古く不便であることは間違いありません。
最初の1か月は慣れるのに非常に苦労しました。精神的にもキツかったのを覚えています。
それでも住み始めて2か月もすればなんとなく慣れ始め、
1年が経つ今では、夫婦揃って「今の家の方が居心地がいい」と言っています。

実際に住んでみたからこそ実感した築古団地のメリットについて紹介します。
これから団地や築古賃貸に引越しを検討されている方の参考になれば幸いです。

団地暮らしのメリット3つ

  • とにかくお金が貯まる
  • 見栄を張らなくなる
  • 小さな幸せを感じる

こちらの3つのメリットについてお話します。

私は団地暮らしを始めたことでこれらを強く実感しました。
おかげでこれから先の人生が好転したと言っても過言ではありません。

ぜひ最後まで読んでいただければと思います。

とにかくお金が貯まる

家賃

そもそも団地に引越しをしようと思った理由は、単純に節約のためです。
築50年のリノベされていない古団地は家賃が破格の値段でした。
以前住んでいた新築マンションに比べて半値以下でした。
最近はリノベされているUR団地も増えていますが、それでも地域の相場より家賃は断然安いはずです。

「いやいや、多少家賃は高くても設備が整っていた方がいいでしょう。」という声もあると思います。
しかし一度上げてしまった生活レベルは、落とすのがめちゃくちゃ大変です。
ずっとそのレベルが当たり前となると、常にそれ相当のお金を払い続けなければなりません。

逆に、一度ガツンと生活レベルを落としてそこに順応しさえすれば、本来払い続けるはずだったお金が必要なくなり完全に浮きます。
本業で給料を上げるより、副業を一から始めるより、はるかに簡単にお金を生み出すことができると気付いたのです。

見栄を張らなくなる

見栄

これもお金の話にはなりますが、
お金持ちの人って意外と見た目や生活が質素な感じだったりします。
投資の神様と呼ばれる世界的大富豪が1950年代に買った家に今も住んでいるのは有名な話です。

見栄を張るというのは、常に自分と誰かを比べながら自分をより優位に見せて生きることです。
これには天井がありません。どの世界、どの時代にも、上には上がいるものです。

住居も同じです。
友人を部屋に呼んだときに自慢したいから、古いアパートより最新設備の新築マンション、
都心の駅近、デザイナーズ物件、景色の良い高層階…求め続けてはキリがありません。
以前の私がまさにそれでした。

築50年の団地に住んでこの悪しきマインドを捨てることができたのは
私自身のこれからの人生にとって大きなメリットだったと思います。

こんなに古くてボロボロの団地に住んでいるのですから、自然と見栄なんて張らなくなります。
見栄を張らなくなるとなにが良いのか。余計なものにお金や神経を使わなくて済むのです。

「あんなところに住んで…惨めな人ね」そう思われていたら心の中でこう呟きます。
(…まぁそう見えますよね、実はそうでもないんですけどね…ふふ♪)

小さな幸せを感じる

カーテン

あると便利だけど、あるのが当たり前になってしまってその有難みが薄れていく、ってことはよくあります。
毎日同じ空間で過ごしていると余計に、本当はそれがあることで便利になっている生活が、もはや当たり前すぎて存在すら忘れている、なんてことがしょっちゅうです。

例えば、最近のマンションには必ず付いている24時間換気システムはどうでしょう。
排気が24時間稼働して、給気からは常に部屋に新鮮な空気を取り込んでいます。
おそらくほとんどの人が無意識で、部屋の空気が完全に入れ替わっていることに気付くことすらないでしょう。

築50年団地には当然このシステムはありません。
南側のリビングダイニングの窓を開けて、次は北側の部屋の窓を開けて…
そんな感じで風の通り道をつくらないと部屋の換気ができません。

そこで気が付きます。
窓から部屋を抜けていく自然な風の通りがなんと気持ちいいことよ。と。

…そんなの当たり前のことすぎると思われるかもしれませんね。
ですが不思議なことに、
一度生活レベルを上げてしまうと、そんな当たり前を存在ごと忘れてしまうのです。

マンションでは浴室乾燥機能を使って浴室に洗濯物を干していました。
団地のベランダで日光に当たった洗濯物がどれほど気持ち良いか改めて気付きました。

マンションでは部屋が全面フローリングでした。
団地の和室、い草の香りと畳の素晴らしさに改めて気付きました。

築50年団地の設備はそれはそれは古いものばかりです。
ですが、今まで当たり前だったこと、無意識に存在を忘れてしまっていたことに改めて気付くきっかけをくれます。
暮らしの中で見つけたそれら小さな幸せの一つ一つが心を穏やかに豊かにしてくれるのです。

まとめ

いかがだったでしょうか。
新築マンションから一転、築50年団地に引越した私が実感したメリット3つをお伝えしました。

3つに共通して言えることは、心に大きな余裕ができたということです。

家賃が抑えられてお金の不安がなくなりました。
見栄を張るために周りと比較する必要がなくなりました。
日々の暮らしの中で小さな幸せを感じられるようになりました。

生活レベルを下げることはとても勇気がいることだと思います。
それでもいざ行動して順応できたら、その後の人生に良い影響を与えるのは間違いありません。

今現在、新築や築浅物件に住まわれている方で引越を検討されている方、
または最近団地に引越してその古さ不便さに苦しんでいる方、
そういった方々の参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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